BeeQuickがジムを出店する際は、以下の2点を重視しています。

  • ブランド価値を高める
  • 安定した収益を出す

これらを満たすために設けているのが、「FlagshipモデルとCoreモデルの二刀流」という考え方です。本記事では、FlagshipモデルとCoreモデルの役割や、BeeQuickの根幹となる考え方について紹介します。

BeeQuickの出店戦略とは?

BeeQuickでは、エリア特性や市場規模に応じて「Flagshipモデル」と「Coreモデル」という2つの出店モデルを組み合わせた店舗展開を行っています

Flagshipモデルはブランドをけん引する顔になる店舗、Coreモデルは各エリアで安定した収益を生み出す柱となる店舗です。FlagshipモデルがBeeQuickのイメージを構築し、Coreモデルが会員と売上を積み上げるという役割を担っています。

そのため、どちらの店舗も以下のようなBeeQuickらしさを有しています。

  • 中型〜大型のフロア
  • 自社製マシンを中心とした本格的な設備
  • 2名体制を前提としたオペレーション
  • 退会率を下げるための会員フォロー設計

2つのモデルについて深掘りする前に押さえておきたいのは、FlagshipとCoreは「どちらが上か」ではなく、追うべき成果(KPI)がそもそも違うという点です。

Flagshipは“ブランドの第一印象”を作る役割が大きく、SNS・メディア露出や認知拡大、指名検索など広がりの指標が重要になります。

一方、Coreは日々の会員獲得と継続によって利益を積み上げるモデルのため、会員数の安定・継続率・投資回収といった収益の指標が中心です。役割の違いを前提に設計することで、出店判断のブレを減らしています。

Flagshipモデルは都市部でブランドの価値や世界観を体現

Flagshipモデルは都市部や駅前、大型商業施設などの好立地に出店するBeeQuickブランドのショーケース的な店舗です。主に以下のような役割があります。

  • 「BeeQuickといえばここ」といわれる店舗になる
  • SNS・メディアで取り上げられやすい“画”を作れる店舗になる
  • グループ全体のブランド価値を押し上げる拠点になる

新しくFlagshipモデルの店舗を出す上で重要になるのが、「BeeQuickの世界観」をわかりやすく表現することです。「世界観」という言葉は抽象的になりがちですが、実際は来館時の体験を分解して設計することがポイントです。具体的には、以下のような取り組みの積み重ねによってBeeQuickらしさを伝えています。

  • 入口からトレーニング開始までの導線
  • スタッフが対応する時間帯の見せ方
  • マシン配置の“絵”としての見栄え
  • 初心者が迷わない案内

Flagshipモデルは短期的な利益ではなく、ブランドの資産を積み上げることを目的としています。Flagshipモデルで形成したイメージをCoreモデルに波及させ、収益を出すという構造です。

Coreモデルは郊外・地方で安定した収益を生み出す

Coreモデルは、駐車場付きの商業施設やロードサイドなど生活圏に出店する、BeeQuickの標準となる店舗です。都市部ほど商圏人口が多くないエリアでも成立することを前提に、安定的な収益を積み上げる役割を担います

大きな特徴として挙げられるのは、2名体制で回る効率的なオペレーション設計と、トレーニング設備に特化したシンプルな施設構成です。さらに、以下の3点が噛み合うことで、商圏条件に左右されにくい“再現性の高い運営”を可能にしています。

  • 中型〜大型フロアと豊富なマシンによる混雑ストレスの軽減
  • 少人数運営でも人件費を膨らませにくい体制
  • 退会を抑制し「入会→継続」を標準化する会員フォロー設計

BeeQuickが蓄積してきた退会率抑制のノウハウや会員フォローのフロー設計、シフト設計は、このCoreモデルの運営を前提に磨かれてきました。だからこそCoreモデルは、BeeQuickの「勝ちパターン」を最も忠実に体現し、フランチャイズ展開の中核を担うモデルとなっているのです。

FlagshipモデルとCoreモデルによる相乗効果

FlagshipモデルとCoreモデルの2つの出店モデルを組み合わせる最大のメリットは、両者の相乗効果にあります。具体的には、以下のような効果が期待できます。

  • Flagship店舗でBeeQuickを知った人が、引っ越し先や地元でCore店舗を見つけて入会する
  • Flagship店舗における取り組みが、Core店舗にも順次展開される
  • Flagship店舗がメディアやSNSに掲載されて、地方のCore店舗の入会ハードルを下げる

フランチャイズの視点で見ると、この相乗効果は「自然に起きるもの」ではなく、活かしにいくものです。たとえば、Flagshipで反応が良かった販促企画や見せ方(写真の撮り方、訴求コピー、キャンペーン設計など)をCore側でも同じ型で展開できれば、地方でも“BeeQuickの安心感”が伝わりやすくなります。

Core店舗は日々の運営で忙しくなりがちだからこそ、Flagshipで磨かれた型を取り込み、意思決定を速くすることが、結果的に集客と継続の両方に効いてきます

Flagship店舗がBeeQuickの第一印象を作り、Core店舗への利用を促す。この流れを成立させるために、2つの出店モデルは欠かせません。2つのモデルを組み合わせることで「全国のBeeQuickで高品質なサービスを受けられる」状態を実現しています。

BeeQuickが出店モデルを判断する際のポイント

FlagshipモデルとCoreモデルのどちらで出店するかは「エリア」と「そのエリアで果たしたい役割」によって変わります。BeeQuickが出店判断をする際は、以下のポイントをチェックしています。

商圏人口・人口動態

出店モデルを判断する上で、商圏人口や人口動態のチェックは欠かせません。出店するモデルに合わせて以下のポイントを中心に確認します。

Flagshipモデル ・昼間の人口
・乗降客数
・流動人口の多さ
・20〜40代のビジネスパーソン
・学生の比率
Coreモデル ・定住人口(特に30〜60代)
・人口が急減していないかどうか

ただし、人口が多いからといって、必ずしもFlagshipモデルを出店するというわけではありません。複数の要素を加味した上で、FlagshipモデルとCoreモデルのどちらが適切かを判断します。

競合ジムの状況

24時間ジムや総合型ジムが複数ある都市部に出店する場合は、Flagshipモデルならではのブランド力が強みになります。Flagshipモデルであれば、競合のジムとも十分に戦える可能性があります

少し外れたエリアには、Coreモデルを出店するという選択をするケースが多いです。出店するエリアにどのようなジムが多く出店しているかは、出店モデルを決める上で重要なポイントとなります。

生活動線・利便性

どちらのモデルでも「通いやすさ」は継続率と直結します。それぞれの出店モデルには以下のポイントが求められます。

Flagshipモデル ・駅からの導線
・帰宅ルートや乗り換え動線との相性
Coreモデル ・自宅・職場から車で何分で来られるか
・スーパーやドラッグストアを利用するついでに足を運んでもらえるか

単純に立地が良いかどうかではなく「BeeQuickのターゲット会員にとって通いやすいか」を確認しています。

賃料・投資回収のバランス

店舗を出店する際は、長期的な視点で投資額を回収できるか判断しなければいけません。

Flagshipモデル 高賃料が発生するのを前提として「ブランド投資」としての意味合いも含めて出店計画を立てる
Coreモデル 収支シミュレーションを慎重に行い「想定会員数」と「賃料・初期投資」とのバランスが取れているかを確認する

BeeQuickは「見栄えのいい出店」ではなく「再現性のある収益モデル」を重視しています。

加えて、BeeQuickが重視する「再現性」を担保するには、物件が数字面だけでなく運営面でも成立するかの確認が欠かせません。具体的には、2名体制で安全確認・清掃・会員フォローを回せる店内導線になっているか、スタッフが“見回れる”視界と動線が確保できるか、といった観点です。

賃料と投資回収が合っていても、運営負荷が高すぎると品質が落ち、継続率に跳ね返ります。出店判断の際には収支と運営負荷をセットで見ることで、判断の精度が上がります。

FlagshipモデルとCoreモデルを組み合わせた出店戦略

BeeQuickの出店戦略は、次の二刀流で構成されています。

  • ブランドの「顔」となるFlagshipモデル
  • 各エリアで着実に利益を生むCoreモデル

重要なのは「どちらが優れているか」ではなく「あなたのエリアとビジョンに合うのはどちらか」です。

BeeQuickのフランチャイズに興味がある方は、ご希望のエリアがFlagshipモデル向きか、Coreモデル向きかを本部の個別相談で確認してみてください。

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BeeQuickのFC本部はロードマップを策定しており、明確な中長期のビジョンを描いています。ビジョンに沿ってFCオーナーのみなさまと一緒に、全国各地でBeeQuickを広げていければ幸いです。