パーソナルトレーナーは、スキルや経験を活かした「副業」として取り組みやすい職種の1つです。スタジオでのレッスンはもちろんのこと、近年はビデオチャットツールやSNSを利用したオンラインレッスンも注目を集めています。一方で、スムーズに活動を始めるためには、開業までの流れや注意点を把握しておく必要があります。
本記事では、副業でパーソナルトレーナーを始めるための基礎知識や、開業までの具体的なステップ、注意点などをわかりやすく解説します。
スポーツジムのフランチャイズ開業を
検討中の方へ

パーソナルトレーナーは副業として可能?

パーソナルトレーナーを副業として始める場合、実際に成り立つのか不安に感じる方も多いはずです。ここでは、副業トレーナーの需要や収入の目安、本業との両立について解説します。
パーソナルトレーナーの需要は高まっている
近年、健康意識の高まりや24時間ジムの普及を背景にフィットネス市場は拡大傾向にあり、パーソナルトレーナーの需要も伸びています。オンライン指導の普及によって限られた時間でも活動しやすくなり、副業として取り組む人は増加傾向にあります。
また、24時間ジムや低価格ジムの普及により、トレーニングを始める人の裾野は広がっています。一方で、初心者の中には「マシンの使い方がわからない」「自分に合ったメニューを組めない」「正しいフォームでできているか不安」と感じる人も少なくありません。
そのため、パーソナルトレーナーには、ハードなボディメイク指導だけでなく、初心者が安心して運動を続けるためのサポート役としての需要もあります。
副業としての収入の目安
副業でパーソナルトレーナーとして活動する場合、1回あたりの指導料は3,000円~10,000円程度が相場とされています。週1~2回の稼働でも月3万~8万円ほどの収入が見込め、経験や実績を積むことで単価アップも可能です。オンライン指導を取り入れれば、より効率的に収益を伸ばす効果も期待できます。
本業との両立はできる?
パーソナルトレーナーの副業は、本業と両立しやすい働き方です。セッションは早朝や夜間、週末に行われることが多く、会社員でもスケジュールを調整しやすいためです。一方で、稼働時間が増えすぎると本業に影響を及ぼす可能性もあるため、無理のない範囲でバランスよく取り組むことが重要になります。
パーソナルトレーナーを副業で始める方法とは?

パーソナルトレーナーを副業で始める方法としては、主に以下の3つが挙げられます。働き方によって収入や必要なスキル、自由度などが異なるため、自分のライフスタイルや目的に合った方法を選ぶことが重要です。
業務委託で働く
業務委託で働く方法は、副業トレーナーとして比較的始めやすい選択肢の1つです。ジムと契約することでトレーニングに必要な設備や集客の仕組みを活用できるため、未経験でも始めやすい環境が整っています。報酬はセッションごとの歩合制が多く、稼働した分がそのまま収入につながる点も大きなメリットです。
ただし、契約内容はジムごとに異なるため、事前に条件を十分に確認しておくことが大切です。
加えて、ジム側のブランドや会員満足度にも関わるため、契約ルールや指導品質の管理は欠かせません。BeeQuickでも、店舗運営においてスタッフ教育や会員対応を重視しており、トレーナーが会員と接する場面では、単に知識があるだけでなく、安心感のある接客やわかりやすい説明が求められます。
副業であっても、ジムの一員として利用者と向き合う意識が重要です。
フリーランスで活動する
特定のジムに所属せず、フリーランスとして活動する方法もあります。働き方の自由度が高く、レンタルジムや出張トレーニングなどを組み合わせることで、収入の幅を広げることもできます。一方で、集客や契約管理も自身で担う必要があるため、安定して継続するための仕組みづくりが重要となります。
オンラインレッスンを行う
場所にとらわれずに活動できるオンラインレッスンも、パーソナルトレーナーを副業で始める際の有力な選択肢です。ビデオチャットツールを活用すれば、自宅からでも指導が可能となり、移動費や施設費を抑えつつレッスンを行うことができます。
インターネット環境さえあれば、地域を問わず顧客にアプローチできるため、集客の幅が広がる点もメリットです。
パーソナルトレーナーを副業で始める流れ

パーソナルトレーナーを副業で始めるには、事前の準備を段階的に進めることが大切です。ここでは、副業として活動を始めるまでの基本的な流れを順に解説します。
目標を設定する
副業としてパーソナルトレーナーを始める場合、まずは具体的な目標を設定することが重要です。月にどの程度の収入を得たいのか、週にどれくらい稼働するのかを明確にすることで、無理のない計画を立てやすくなります。
資格や知識を身につける
質の高い指導を行うためには、トレーニングに関する基礎知識の習得が欠かせません。特に、解剖学や栄養学などの知識は、安全かつ効果的な指導を行ううえで役立ちます。資格は必須ではありませんが、習得することで顧客からの信頼を得やすくなり、集客面でも有利に働きます。
また、トレーナーとして活動するうえでは、専門知識を身につけるだけでなく、初心者にもわかりやすく伝える力が重要です。利用者の中には、専門用語に慣れていない人や、運動に苦手意識を持っている人もいます。そのような人に対して、難しい説明をするのではなく、短時間で安心して動けるようにサポートすることが求められます。
資格や実績だけでなく、相手の不安に寄り添うコミュニケーション力を磨くことが大切です。
損害賠償保険に加入する
トレーニング中の事故やケガに備えて、損害賠償保険に加入しておくことも大切なポイントです。万が一トラブルが発生した場合も、必要な補償を受けられるため、安心してレッスンを行うことができます。特に個人で活動するケースでは、リスク管理の一環として事前の備えを整えておくべきです。
トレーニングの場所を確保する
パーソナルトレーナーとして指導を行うには、トレーニングを実施する場所の確保が欠かせません。レンタルジムを利用する方法や、自宅や出張で対応する方法など、働き方に応じて適した場所を選びます。設備やアクセスの利便性は顧客満足度にも影響するため、継続しやすい環境を準備することが大切です。
集客を行う
副業として継続的に活動するためには、安定した集客力も必要です。SNSやブログによる情報発信に加え、口コミや紹介を促す仕組みづくりも重要です。ターゲットを具体的に定め、自身の強みをアピールすることが、効率的な顧客獲得につながります。
パーソナルトレーナーの副業で失敗しないための注意点

パーソナルトレーナーの副業で失敗しないためには、事前に押さえておくべき注意点があります。
本業とのバランスを管理する
パーソナルトレーナーを副業として行う場合は、本業とのバランスを意識しなければなりません。無理なスケジュールを組むと、疲労の蓄積やパフォーマンス低下、ケガのリスクにつながります。長く続けるためにも、あらかじめ稼働日や時間を決め、無理のない範囲で取り組むことが大切です。
トラブル防止対策を行う
パーソナルトレーナーとして活動する際は、トラブルを未然に防ぐための対策を講じることも重要です。事前にカウンセリングを行い、体調や既往歴を確認することで、事故やケガのリスクを軽減できます。さらに、万が一の事態に備えて同意書や利用規約を整備したり、損害賠償保険に加入したりすることも大切なポイントです。
特にジムの設備を利用して指導を行う場合は、利用者とのトラブルだけでなく、施設側とのルール確認も重要です。マシンの使用範囲、指導可能な時間帯、会員情報の取り扱い、事故発生時の責任範囲などを事前に明確にしておかなければ、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
ジム運営側から見ても、トレーナーの活動は会員満足度を高める一方で、安全管理やブランド管理に関わる重要な要素です。副業として活動する場合こそ、自由度だけでなく、施設のルールを守り、安心して任せてもらえる体制を整えることが大切です。
勤務先の副業規定を確認する
副業を始める前には、勤務先の副業規定を確認しておくことも欠かせません。副業の可否や条件は企業ごとに異なり、副業自体が禁止されている場合や、事前の申請・許可が必要となる場合があるためです。
同じ業種での活動や会社の情報の取扱いに関して制限が設けられているケースもあるため、規定を理解したうえで適切に対応するべきです。
パーソナルトレーナーを副業で始めよう
パーソナルトレーナーの副業で成果を出すには、需要や収入の実態を把握し、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。開業までの準備を段階的に進め、集客やリスク管理にも意識を向けることが、安定した活動につながります。
本記事でご紹介したポイントを踏まえ、本業とのバランスを保ちながら無理なく継続する姿勢が、副業として成功するための鍵となります。












