みなさんこんにちは!ビークイック三田ウッディタウン店です!
9月に入り、秋がもうすぐそこまで来ていますね!
そこで今回は、秋の味覚の一つ、「さつまいも」について、掘り下げていこうと思います。

サツマイモ豆知識

はじめに、さつまいもに興味を持ってい頂くために、さつまいもについての豆知識をいくつかご紹介していこうと思います!

サツマイモの歴史

まずは、サツマイモの歴史についてご紹介します!
サツマイモは、メキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれました。紀元前800~1000年ごろには、中央アンデス地方でサツマイモがつくられていたそうです。
紀元前200~600年につくられた、サツマイモをかたどった土器も見つかっています。
日本には、1600年ごろ、中国からやってきました。琉球(今の沖縄県)から薩摩(今の鹿児島県)に伝わったので、サツマイモとよばれています。中国から来たいも=からいもや、中国での名前と同じく、かんしょ、ともよばれていたそうです。

さつまいもグランプリ

近年人気を増しているさつまいもですが、実は全国レベルの祭があることをご存じでしょうか?
さつまいもグランプリとは、「さつまいも博」というイベントで行われる、さつまいもに情熱を注ぐ農家さんや、さつまいも専門店が競い合う大会のようなもので、まさにさつまいもの祭典です!
部門も、「夏芋スイーツ」部門や、「映え」部門、「ネクストブレイク」部門など複数あるため、様々なさつまいもを堪能することができます!
今年は、夏のさつまいも博といううことで、8月の17~20日の4日間東京で開催されました。
次回以降の開催もあると思われるので、さつまいも愛好家の皆様、ぜひ一度足を運んでみて下さい!

さつまいもの栄養素

ここからは、本題のさつまいもの栄養素についてご紹介します!

さつまいもの優秀さ

さつまいもは、栄養的に分類をすると、大部分が炭水化物に含まれる食物です。
代表的な炭水化物の仲間だと、お米や、小麦製品が挙げられます。
ただ、他の炭水化物とさつまいもを比較すると、さつまいもの優秀さが際立ちます!

①食物繊維が豊富

さつまいもには、お米や小麦などと比べると、食物繊維が多く含まれています。
皮付きのさつまいもで、100gあたり水溶性食物繊維が1.0g、不溶性食物繊維が2.8g含まれています。
炊飯後の白米100gには、水溶性のものと、不溶性のものを合わせても、たった0.3gしか食物繊維が含まれていないので、比べてみると一目瞭然ですね!
水溶性食物繊維は消化吸収の手助けを、不溶性食物繊維は便秘解消の働きを担ってくれるため、積極的に摂取したい栄養素になっています。

➁ビタミンやカリウムも豊富

実は、さつまいもには食物繊維だけでなく、多くのビタミンやカリウム類が含まれています!
下の表は、さつまいも100gに含まれる主な栄養素です。

炭水化物 31.9g
食物繊維(総量) 2.2g
カリウム 480mg
カルシウム 36mg
マグネシウム 24mg
リン 47mg
ビタミンA 28μg
葉酸 49μg
ビタミンC 29mg

(出典元:日本食品標準成分表

ビタミン類だと、ビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物であり、摂取することで、老化の防止にも繋がると考えられています。
ミネラルだと、カリウムが多く含まれていますね!
カリウムは、余分なナトリウムを体外に排出してくれる働きがあるため、むくみの改善に有効です!

③低GI値

GI値とはグリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食品を摂取した後の血糖値の上昇度合いを表したものです。GI値が高い食品は血糖値が急激に上がりやすく、低い食品は緩やかに上昇していきます。
血糖値が急上昇してしまうと、インスリンというホルモンが多く分泌されます。このインスリンは、脂肪細胞の形成や、脂肪組織の分解抑制の働きを持っているので、高GI食品は低GI食品と比較すると、太りやすくなっていしまうのです。
目安として、70以上が高GI、56〜69が中GI、55以下が低GIと言われているので、さつまいもはGI値が低い食品だということがわかります。これは食物繊維やポリフェノールの働きで、ゆっくりと糖質が吸収されるからです。美味しくてGI値も低い、さつまいもはダイエットにぴったりだと言えますね!

GI値
ご飯(精白米) 84
食パン 91
うどん 80
パスタ 65
そば 59
さつまいも 55

落とし穴としては、調理法によって、GI値が変化してしまうことが挙げられます。
加熱方法によっては、ポリフェノールが変性してしまい、働きを失ってしまうからです。
GI値が低いまま摂取することができる調理法は、干しや、茹でになっていますが、どうしても焼き芋が食べたくなることがあると思います。その場合は、冷やし焼き芋にして食べることをお勧めします!
焼き芋を冷やすと、糖化したでんぷんの一部がレジスタントスターチという形に変わります。レジスタントスターチは消化されにくい構造をしているので、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。

あとがき

今回は、さつまいもについてのブログでした!何か興味を引く内容はありましたか?
ブログ内では、さつまいもの利点を多く書かせて頂きましたが、さつまいも以外の炭水化物にも多くの良さがあります。例えば、日本人の多くは子供のころからお米を食べているので、お米の糖質が身体に合いやすくなっている場合もあります。
そのうえで、さつまいもは非常に優秀な食べ物なので、ダイエット時やトレーニング前後の炭水化物として食べてみて下さい!