みなさんこんにちは!
突然ですが、みなさんは普段魚をしっかりと食べていますか?
お肉と比べるとどうしても人気が劣っているように感じる魚ですが、実は美味しさだけでなく、栄養素から見てもとても優秀な食材なんです!
今回はその一部を簡単にまとめてみようと思います!
栄養素の宝庫

魚に含まれる栄養素

たんぱく質

魚から摂取できる栄養素として、真っ先に挙げられるのは、「たんぱく質」です。
たんぱく質は、身体を構成するうえで、必要不可欠な存在であり、不足してしまうと、筋力の低下等が起こってしまいます。筋力トレーニングや有酸素運動をされるみなさんには、なじみ深い栄養素かもしれませんね!

脂質

みなさんは、脂質に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
脂質といえば、三大栄養素の内の一つに数えられるほど、重要な栄養素ですが、脂質が多い食材と言えば、「太りやすい」「何となく体に悪そう」といった声が一般的です。
しかし、脂質の仲間には、身体の健康を守ってくれる優秀な存在もいるんです!
それが「不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸群です。
肉類や乳製品の脂質は、主に「飽和脂肪酸」から構成されています。飽和脂肪酸は中性脂肪やコレステロールなどの血液中の脂質濃度の上昇に深く関係しており、脂質異常症や動脈硬化との関連が高い脂肪酸と考えられています。
一方で、不飽和脂肪酸は身体に良い栄養素と言われています。
一例として、「オレイン酸」という脂肪酸は、善玉コレステロールを下げずに総コレステロールを下げるという働きがあり、動脈硬化予防にも注目されています。オレイン酸は体内で酸化しにくいという性質もあるので、人体にとって有害な過酸化脂質をつくりにくいのが特徴です。オレイン酸は、オリーブ油、キャノーラ油、種実、調合サラダ油といった食材から摂取することができます。

さて、では魚にはどんな脂質が含まれているのでしょうか?
主な魚由来の脂質として、不飽和脂肪酸の「DHA」と「IPA(EPA)」が挙げられます。

DHAが含まれる主な魚は、マグロ脂身、養殖マダイ、ブリ、サバ、養殖ハマチ、ウナギ、サンマ、サワラ等です。摂取することで、以下の効果が見込まれます。

  • 中性脂肪を低下させる
  • 脂質異常症、高血圧、脳卒中、虚血性心疾患、痴呆を予防

IPA(EPA)を多く含む魚は、養殖ハマチ、マイワシ、マグロ脂身、サバ、養殖マダイ、ブリ、ウナギ、サンマ等です。摂取することで、以下の効果が見込まれます

  • 抗血栓作用
  • 中性脂肪を低下させる
  • 脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化、脂質異常症、皮膚炎を予防

脂肪酸を上手に摂取するには、調理の際に、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸等)を多く含む植物油を使い、1日1食は主菜を魚料理にすると理想的な摂取比率(飽和脂肪酸3:一価不飽和脂肪酸4:多価不飽和脂肪酸3)に近づきます。

ビタミン類

次に、魚に含まれるビタミン類についてです。
魚に多く含まれるビタミンB群や、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンE等のビタミンは、欠乏してしまうと、様々な欠乏症をを引き起こしてしまいます。魚をしっかりと摂取することで、欠乏症を防ぐことができます!
魚栄養素界隈の王様である「うなぎ」を例としてみてみましょう。
うなぎの主な栄養成分のレーダーチャート上図は、ウナギに含まれる主な栄養素です。
ビタミンB1、B2、A、Eがとびぬけて多く含まれていることが分かると思います。
他にも、ビタミンDは鮭などのマス類の多く含まれていることが分かっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?
冒頭にも記載したように、近年は、魚よりも肉類を好んで食す傾向が強いように思います。
この記事を機に、魚を食卓に取り入れてみて下さい!