フィットネスジムに通う目的は、筋力アップやダイエットだけではありません。近年は、運動を通じて体を整えるだけでなく、肌や体形、身だしなみまで含めて自分をケアしたいというニーズが広がっています。
そこでBeeQuickが注目しているのが、フィットネスと美容を同じ施設内で提供する「セルフエステ」です。今回、最新の美容機器や美容サービスが集まるビューティーワールドジャパン(BWJ)に参加してきました。本記事では、BWJに参加したからこそわかった「フィットネスジムにおけるセルフエステの導入」について詳しく解説します。
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ビューティーワールドジャパン(BWJ)とは

ビューティーワールドジャパン東京は、化粧品、ネイル、ヘア、美容機器、スパなど、美と健康に関する製品・サービス・情報・技術が国内外から集まる日本最大級の総合ビューティ見本市です。2026年の東京開催には838社が出展し、3日間で68,174名が来場しました。
美容機器は、価格やスペックをウェブサイトで比較するだけでは判断しにくい商品です。実際のサイズや操作性、使用時の感覚、施術にかかる時間などは、現物に触れて初めて分かることがあります。
BWJでは、複数メーカーの機器を一度に見比べながら、担当者から導入方法やメンテナンス、利用方法について直接話を聞けます。実際の使用感を確認しやすいのはBWJならではの魅力といえるでしょう。
出典:ビューティーワールド 東京|メッセフランクフルト ジャパン(株)
BWJで見えたセルフエステの新たな可能性
BWJに実際に参加することで、セルフエステの新たな可能性が見えてきました。セルフエステの進化は、フィットネスジムの更なる発展にもつながると考えています。具体的に、どのような方向にセルフエステが進化しているのかを解説します。
美容機器は「セルフで使いやすい方向」へ進化している
BWJでは韓国の美容トレンドを反映した機器や、AI技術を取り入れた脱毛機などが数多く紹介されていました。美容技術が高度化する一方で、利用者ごとの状態に合わせて設定しやすくするなど、操作を分かりやすくする工夫も進んでいるように感じました。
また、セルフエステで課題になりやすいのが「自分に適した設定がわからない」という点です。しかし、その問題はAIによって解決しつつあります。機器の取り扱いに慣れていない方の負担を減らし、初めてでもエステ機器を試しやすい環境がこれから訪れるかもしれません。
韓国美容のトレンドは集客のきっかけになる
現在、韓国美容に関心を持つ層は少なくありません。新しい美容体験をジムに導入することは、従来のトレーニングだけでは接点を持ちづらかった層への訴求にもなります。もちろん、トレンドは移り変わるため注意は必要ですが、セルフエステが集客のきっかけになる可能性がある点は無視できないポイントです。
フィットネスと美容は別々の目的ではない
運動と美容は、一見すると別のサービスに見えます。しかし会員の視点では、どちらも「自分の体をよりよい状態に整える」という共通した目的を持っています。
フィットネスジム内にセルフエステがあれば、別の日に美容サロンへ足を運ばなくても、運動と美容ケアを同じ場所で済ませられます。例えば、トレーニング後にボディケアを行う、運動しない日に美容機器だけを利用するといった使い方も考えられます。セルフエステはジムと無関係なサービスを追加するのではなく、ボディメイクの選択肢を広げる設備として捉えることが重要です。
また、筋力トレーニングだけを目的にすると、忙しい時期やモチベーションが下がった時に来店頻度が落ちやすくなります。美容やセルフケアという別の目的があれば、トレーニングを休む日にも施設との接点を持ちやすくなります。
BeeQuickでは、マシンに加えてセルフエステ、ゴルフ、ピラティスなどのコンテンツを導入し、入会促進と退会抑制の両方につなげる「コンテンツジム」の考え方を採用しています。多彩なコンテンツによって長期継続率97%を実現しているのです。
フィットネスジムにセルフエステを導入するメリット

フィットネスジムにセルフエステを導入するメリットは数多くあります。ここでは、フィットネスジムにセルフエステを導入する具体的なメリットを紹介します。
昼間の施設利用を促進できる
24時間ジムは、仕事前後の早朝や夜間に利用が集中しやすい傾向があります。セルフエステは、比較的時間に余裕のある日中利用者との相性もよく、利用時間帯の分散につながる可能性があります。本来であれば利益を生み出すのが難しい時間帯に利益を出せるのは、セルフエステを導入する大きな魅力といえるでしょう。
会費とは別の収益を生み出せる
セルフエステは、会員の満足度を高めるだけでなく、月会費以外の収益を生み出すオプションとしても活用できます。例えば、セルフエステを月額制の追加サービスとして提供すれば、既存会員の一部が利用するだけでも、毎月継続して追加の売上を確保できます。
会員数が多い店舗ほど、利用者が一定割合にとどまった場合でも売上を積み上げやすい点はメリットです。また、都度利用ではなく月額オプションとして提供することで、利用状況を把握しながら継続的な収益源として育てていくこともできるでしょう。
セルフエステマシンをジムへ導入する際の注意点

BWJで紹介されている最新のエステマシンの多くは、魅力的な機能を備えています。しかし、ただフィットネスジムに導入するだけで売上につながるわけではありません。ここでは、セルフエステマシンをジムに導入する際の注意点について解説します。
機能よりも使いやすさを重視する
セルフエステマシンは、会員がストレスなく使えるものでなければいけません。そのため、マシン選びにおいては、機能だけではなく、使いやすさがポイントになります。説明動画や操作パネルを見れば利用できるか、設定を誤りにくいか、使用時間が分かりやすいかなどを確認しましょう。高機能でもスタッフが毎回付き添わなければ使えない機器は、省人化を前提とする24時間ジムには合わない場合があります。
メーカーのサポート体制を確認する
セルフエステマシンのメーカーがどれだけ充実したサポート体制を構築しているかもポイントです。導入時の研修の有無や故障時の連絡先、修理までにかかる期間、定期メンテナンスの有無などを確認しましょう。故障して長期間使えなくなれば、収益に影響が出るのはもちろん、会員の満足度も下がってしまうかもしれません。
商圏と会員ニーズに合わせて選ぶ
セルフエステを導入する上でまず最初に考えるべきなのは「誰がマシンを使用するのか」です。例えば、若年層が多い店舗であれば、脱毛や韓国美容などのマシンが喜ばれやすい傾向にあります。一方で、幅広い年代が通う店舗においてはフェイシャルや骨盤底筋ケアなどへの関心が高まる可能性があります。セルフエステマシンの導入前には、以下の点を確認するようにしましょう。
- 既存会員からどのような要望が出ているか
- 想定利用者がどの時間帯に来店するか
- 月額制と都度利用のどちらが合うか
- 設置面積と投資額に対して利用者数を確保できるか
小さく試して利用データを確認する
複数の機器を一度に導入するのではなく、会員ニーズが高いものから始め、利用率や継続率を確認するのもおすすめです。利用者の感想や問い合わせ内容を収集すれば、次の機器選定にも役立つでしょう。BWJで見つけた最新機器をそのまま導入するのではなく、会員に使われ続ける仕組みを構築することがジム経営においては重要です。
BeeQuickが目指すのは「美容サービス付きジム」ではない
セルフエステを導入すると、ジムの専門性が薄れるのではないかと考える人もいるかもしれません。しかしBeeQuickが目指しているのは、美容サロンへの転換ではありません。BeeQuickの中心にあるのは、あくまで気軽に運動できるフィットネス環境です。そのうえで、美容や健康に関わるコンテンツを追加し、地域の生活者が通う理由を増やしています。
ジムを利用する目的は、体重を減らす、筋肉をつける、健康を維持する、姿勢を整えるなど、人によって異なります。そこに美容やセルフケアが加われば、より多くの人にとって利用価値のある施設になります。
BWJへ参加したのは、単なるトレンド調査ではありません。どの機器なら会員が使いやすいのか、どのサービスならフィットネスとの相乗効果を生み出せるのかを、本部自ら現場で確かめる取り組みです。美容業界で生まれる新しい技術を取り入れながらも、流行だけに左右されずに店舗と会員に合った形へ落とし込むことが、BeeQuickならではの戦略です。
フィットネスジムのセルフエステ導入に関するよくある質問
ここでは、フィットネスジムへのセルフエステ導入について、よくある疑問に回答します。
Q. なぜフィットネスジムにセルフエステを導入するのですか?
美容やボディケアに関心を持つ層との接点を広げ、トレーニング以外の来店理由をつくるためです。会員満足度や継続率を高めながら、オプション料金による第二の収益柱にもつなげられます。
Q. BeeQuickではどのようなセルフエステを利用できますか?
店舗によって異なりますが、セルフ脱毛、痩身・フェイシャル、電磁パルス、骨盤底筋チェアなどが導入されています。プライベート空間を用意し、初回はスタッフが操作方法を案内する仕組みです。
Q. 最新の美容機器であれば導入した方がよいですか?
新しさだけで判断するべきではありません。セルフでの操作性、安全面、清掃方法、メーカーの保守体制、商圏との相性、投資回収の見通しまで確認する必要があります。BWJのような展示会で実機を体験することは、こうした点を確かめるうえでおすすめです。
セルフエステはジムの利用価値を広げる新たな選択肢になる
フィットネスジムにおけるセルフエステは、単に美容サービスを追加する取り組みではありません。運動、美容、ボディケアを一つの施設で提供することで、会員の来店目的を増やし、満足度や継続率の向上、さらには新たな収益源の確保にもつながる可能性があります。
一方で、最新の美容機器を導入すれば成果が出るわけではありません。操作のしやすさや安全性、メーカーのサポート体制、商圏や会員ニーズとの相性、投資回収の見通しまで含めて検討することが重要です。
BeeQuickでは、BWJなどを通じて最新の美容トレンドや機器を実際に確認しながら、フィットネスとの相乗効果を生み出せるサービスを探しています。これからも「気軽に運動できるジム」という軸を大切にしつつ、美容や健康を含めた多彩なコンテンツによって、地域の方々がより長く、より便利に通えるジムづくりを目指していきます。














