筋トレに取り組んでいる人達が一度は直面する問題の1つに、「負荷と回数」というものがあります。
簡単に言うと、重い重量を少ない回数でも頑張って持つようにするか、軽めの重量でも多くの回数をこなして丁寧に鍛えるか…🤔
いわゆる高負荷低回数】vs【低負荷高回数といった構図になりがちなこの問題。

実は筋肥大においては、それぞれ一方のみ取り組んだ際の筋量の増加に著しい差異は無く、共に効果的であると言われています。😲

ところが感覚的には、高重量を扱っている方が筋肉がはるかに成長するように思えるかと思います。
軽い重量のものでも、回数をこなすことによって同様に成長が見込めるのは何故なのでしょうか?
これには、トレーニングによって筋肉に与えられる刺激は2種類存在するということが大きく関係してきます。🤘

そこで今回はその2種類である、物理的刺激科学的刺激について解説していきます!👓

自らの限界に挑戦し続けろ!物理的刺激について


「筋トレ」と言えば、とにかく重いものを持ってひたすら鍛える!といったイメージがあると思いますが…
このような高負荷なトレーニングよって筋肉に得られる主な刺激を、物理的刺激と呼びます。💪

物理的刺激はその名の通り、物理的な強い負荷をもって筋繊維を傷つけ、破壊するような刺激を指します。
これによって破壊された筋繊維は、その修復を行う際に、以前よりも自らを強く太くしようと補強を行います。🔨
これが筋肥大に繋がるとされているのですが、その副作用的に体感できる特徴の一つが「筋肉痛」と言われています。

物理的刺激を与えるタイプの高負荷なトレーニングに取り組むメリットとして、筋力の向上が期待できることが挙げられます。🔥
これにより、より一層強度の高いトレーニングに挑むことが出来るようになるので、効率的にパフォーマンスを伸ばすことが出来ます。

一方で、高負荷であるがゆえに関節などへの負荷が大きいことが高負荷低回数のトレーニングのデメリットに挙げられます。
このようなトレーニングを連日行ってしまうと、身体への疲労が蓄積してしまうので、取り組む際にはしっかりと回復期間を間に設けることが大切です。

そして、その回復期間に行うトレーニングにおいて大事になってくるのが、次に説明する科学的刺激になります。

いかに集中出来るかが肝となる!科学的刺激について


重量が軽い場合でも、筋肉に常に負荷を与え続けるようなトレーニングであれば、それは同様に筋肉に十分な刺激を与えることが出来ます。
このような刺激を科学的刺激と呼び、物理的刺激を筋肉の外側からの刺激だとするならば、こちらは筋肉の内側から発生する刺激と言えます。

負荷を抜かない状態で筋力を発揮し続けるようなトレーニングを行うと、筋肉中に代謝物質が放出され蓄積されていきます。
これによって筋肉に強いストレスがかかり、その刺激に反応して成長ホルモンテストステロンが分泌され筋肉の成長が促進されます。
この時、筋肉中に血液が送り込まれ筋肉が張ったような感覚が得られますが、これを「パンプアップ」と言います。

科学的刺激を与えるタイプの高回数なトレーニングは、対象筋に集中して負荷を与えやすいというメリットがあります。
その為、関節や他の部位を余計に消耗する事が少ないので、特定の部位を追い込むトレーニングにとても適しています。

しかしながらそれと同時に難しいのが、十分な効果を得る為にはしっかりと「追い込まなくてはいけない」という点。
このような高回数のトレーニングではしばしば、バーンアウトという対象の筋肉が焼けるような熱や痛みを伴う状態になります。
そのため高負荷なトレーニングとはまた異なった、どこまで痛みに耐えれるかというメンタル的な辛さがあります。

また物理的刺激とは違い、科学的刺激を与えるトレーニングにおいては筋力の向上があまり期待できないこともデメリットに挙げられます。
長期的にみると、科学的刺激だけでは全体的に筋肉の成長において効率的ではないと言えるでしょう。

両方を上手に取り入れて更なる高見へ…!


さて、ここまで物理的刺激科学的刺激について、共に筋肉の成長に効果的であると説明してきました。
しかし互いにデメリットも持ち合わせている為、結論として双方を上手にトレーニングに取り入れる必要があります。

物理的刺激を伴う高負荷低回数なトレーニングで、最大筋力を伸ばし自らの筋肉のという名の器を大きくし…
科学的刺激を伴う低負荷高回数なトレーニングで、その器を余すことなく満たしていくといったイメージです。

この様なトレーニングには過去に紹介したPOF法がとても役立ちますので、気になる方は是非参考にしてみて下さい!🤗
  

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